教育理念
「信頼と愛」
子どもたちのためにできることを
常に考え、実践しています
信頼する大人から愛され、愛着をもって接することで、子どもたちは心身ともに健やかに成長していきます。子どもたちに、人とのかかわりは楽しくて安心するなあ、と感じてもらえるよう、こども園は毎日元気に過ごせる安心の場でありたいと考えています。 子どもたちの喜びやワクワク、悲しみや怒りも、すべての感情に共感し、子どもが大すきを保育に反映し、無限に広がる子どもの可能性をみんなで一緒に探して見つけていきたいと思っています。
乳幼児期は、樹に例えれば大事な大事な根っこにあたります。この根っこをしっかり育てないと大きな木にはなりません。とかく生活環境、社会環境の実体験の不足、経験不足、体力不足が取りざたされる子どもたちですが、集団での保育の中で豊かな実体験をさせ、心身を鍛え、笑顔で目を輝かせて遊ぶ子どもを育てたい、大地に強い根を張って将来幹の太い葉の茂った大樹になるような子どもを育てたい、私たちは、これからもこのことをよく考えながら保育と教育を続けていかなければいけません。また幼保連携型認定こども園として、地域の方々の子育ての支援も充実させていきたいと思っています。
子どもたちの未来のために、私たちと共に
西園こども園の子どもたちは、あどけない笑顔と、きらきら輝く瞳を持っています。そんな子どもたちがあなたを待ってます。
西園こども園は、昭和30年4月に太平洋戦争後の日本の復興のために働く人たちのお子さんを保育するための保育園として開園しました。以来50年間を経た園舎の老朽化に伴い、平成17年4月に伊勢崎市安堀町に新園舎を建設し移転しました。園舎は、 伊勢崎市北西部の静かな田園地帯にあり、広瀬川の対岸はオートレース場やモールなど商業施設の立ち並ぶにぎやかな地域ですが、園舎は畑や林に囲まれた緑豊かな場所にあり、子どもたちが静かな環境の中でのびのびと生活をしています。
幼かった私が保育士になりたいと思った時の事を鮮明に覚えています。
私は、保育士として19年、施設長としてはまだまだ数年。いまだに、あの時はこうしたなあ、あの時はこうだった、と思いだすのは保育士として担任していた頃。その中でも、やっぱり一番は、先輩の先生と一緒に保育をする、何かを作る、話し合う。ドキドキしたり、憧れたり。仲間と認めてもらえることが、嬉しくて。元気になれて。すべてに、「仲間」のすがたがあります。仲間が大事になっていたから、元気に働けていた。安心して子どもたちと向き合えていた。その経験も、今の自分の一部になっていて、仲間の偉大さを感じます。その時は、何気ない一日だったかもしれないけれどそれが今ではかけがえのない日々でした。夢中になって追い続ける、ゴールがないけど足を止めない。ずっと走り続けていきたい。そこには、必ず仲間も一緒に。
そして、今では、仲間は先輩よりも後輩の方が多くなりましたが、“してもらったこと”をまた後輩にしてあげたい、一緒に分かち合いたい。時代の流れと相談しながら・・・また違った仲間も楽しみです。同じ時代に同じ場所で働ける奇跡を大切にしていきたいです。
信頼と愛
夢がかなって、子どもと関わる仕事につけた時、喜びと共に簡単な仕事ではない。と身をもって感じました。
子どもたちとともに様々なことに挑戦し、体験し、それを達成した時の充実感のある笑顔を何よりも大切にしていきたい。子どもたちにとって初めての、仲間の大切さ、集団での楽しさ、友達との関わり・・・そんな大切な時期に関わる事ができる者として、大きな責任と同時に成長を目の当たりにできる大きな喜びがあります。
子どもたちの心に寄り添い、愛をたくさんあふれさせ、一緒に感動を分かち合える大人でいること。また、保護者の皆さんとしっかり手を取り合って子どもたちの「いいとこ探し」をしながら成長を見守っていくこと。繰り返し、繰り返し・・・突き詰めていくこと。新しい事に柔軟に対応していくこと。これらが簡単ではないけど、幸せなこと。たくさんの、大切なものを胸に、子どもたちと仲間として一緒に成長していけたらとおもいます。
伊勢崎市の東に位置しており、近年開発が進んでいる新興住宅地ではありますが、園の周囲には畑や公園など緑も多く温かみのある地域です。 春には菜花を摘み、夏にはトマトなど季節の作物を見て、秋にはドングリや落ち葉を拾い、冬には上州名物「からっ風」の冷たい風を感じ、四季の移り変わりを楽しんでいます。
ほとんどの子どもたちはこども園に入園すると、一緒に生活しているお父さん・お母さん、又はおじいちゃん・おばちゃんから離れ、初めての「社会」に接することになります。そんな「社会」でもあるこども園で一緒に生活する大人として、毎日明るく元気な姿を見せてあげたいと思っています。一方、こども園にいると、子どもたちから元気をもらうこともたくさんあります。「先生見てみてみて」「できたよっ」という子どもたちの笑顔を見ると、こちらも自然と笑顔になってしまうものです。
子どもたちも含め、私たちが生活している社会は日々変化しています。また、その変化のスピードは速くなっているように感じます。今、こども園に通っている子どもたちが成長し、社会で活躍する30年後、40年後には、現在では想像もつかないサービスやモノを使って、私たちは生活している事でしょう。日々変化する社会の中では、常に新しい情報を取り入れ、課題を見つけ解決していく力が必要になります。
少し難しいはなしになりましたが、子どもたちの成長を近くで見て、感じられるというのはとても素晴らしいことです。世の中に目を向け、子どもたちに目を向け、寄り添っていけば、きっと私たち大人も子どもたちも笑顔になることができると思います。また、あずまの森こども園はそんな先生や子どもたちが集う場所だと思っています。
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